2017.11.13 きりしん未来創成会でパネルディスカッションを行いました。
どんなお話をしたかを振り返るのはあまり興味がないので(苦笑、パネルディスカッションを通して、私自身が気づいたことを記しておきたいと思います。
ジョブラボぐんまの支援活動を通して様々な経営者の方にお会いする機会を得ています。そのような活動を通して感じるのは、ビジネス支援の必要性です。それと同時に、その活動が不要ではないかとも感じています。
まず、「不要」と思う理由です。
答えはシンプルで、支援により淘汰される経営者が淘汰から逃れているのではないか?ということです。本来は、経営者自身のチカラで乗り切る方が良い。そうやってこれまでの時代、多くの企業が生き延びて、多くの企業が淘汰されてきました。その文脈を外部のチカラによって歪めているのではないかと感じるからです。生き残るところは生き残り、淘汰されるところは淘汰される、それが資本主義、自由経済(本来の意味でそうかは別として)である日本の企業の姿ではないかと思ったりしてます。
次に、「必要」と思う理由です。
こちらも答えはシンプルで、多様性が重んじられる市場の中で生き残りをかけた企業が困っているからです。困っているから助けたい、という理由です。
この2つをどうすり合わせたかは別の機会にお話しますが、この相反する2つの主張を常に戦わせていると思考方法にちょっとした違いが出てくるようになります。それが客観性です。具体的なものを引いてみることでもの凄く客観的になったり、それらを抽象的に捉えることが出来たりします。その「抽象的視点」で、「いろいろな企業の経営者のお話を聞く」と企業が抱える課題も業種が違えど同じに思えて仕方ないのです。
その1つが、雇用や採用に関する様々な問題、課題です。
各業種毎に課題を求めるのは課題解決型の非効率な探求方法ですが、抽象的に捉えると課題には共通している部分が多く、それらを様々な角度から自在に見通せるようになります。その結果、雇用・採用に関する様々な問題に対してもすごくシンプルな答えを導くことが出来ます。
自社の雇用・採用に関する問題は、「自分の子どもにオススメしたい会社かどうか?」を突き詰めていくこと、そう思える会社に変えていくこと、それを目指して改革していけば解決できます。そのアクションの過程で、雇用・採用に関する様々な課題は、成果ではなく、効果として解決されていきます。
自分の子どもを入れたいと思える会社を目指しているか、そのために行動を起こしているか、そのために必要なことは、本を読んで学び、人に聞いて補い、自分で考えて答えを探し、それを実行してみることに他なりません。
ジョブラボぐんまではそのお手伝いもしていきます。
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